わが家ではダイニング用のチェアにフリッツハンセン社のセブンチェアとイームズのシェルチェアを使ってます。
セブンチェアを買ったのは5年前。シェルチェアは3年前に購入。どちらもリプロダクト品ではなく正規品を一生ものだ!と思い切って購入しました。両方とも正規販売店のネットショップで買ったけどちゃんと保証書もついていて安心、オリジナル品です。
どちらも座り心地はいいのに軽くて移動させやすいところがお掃除もしやすくていいのです。
作られた国もデザインも異なるチェアですが、意外にダイニング横に並べてもしっくりなじんでいてどちらも気に入ってます。
北欧チェアの代表格、セブンチェア
セブンチェアと言えば北欧の巨匠で建築家のアルネヤコブセン作の名作チェア。
家探し中にハウスメーカーの新築見学会やショールームで数々の名作チェアに触れる機会や実際座れる機会があり、いつか自宅の椅子も名作チェアにしたいな~と思っていました。
北欧デザインが好きなので最初はYチェアがいいかなと思っていましたが、Yチェアの座面のペーパーコードの座り心地があまり好みではなく、あの独特の背もたれの部分がダイニングテーブルにきっちり収納できないところも気に入らなくて…。
ソープフィニッシュの表面は汚れが染み込みそうですよね。とお手入れも大変そうなYチェアは断念。。。
Yチェア1脚10万前後。存在感が凄すぎてこれ以外の椅子との組み合わせはむずかしそうな気が。
一人ずつ違う椅子にしてみたいという気持ちもあり、色がいろいろ選べてカジュアルな雰囲気や座り心地も見た目も好みだったセブンチェアにしました。
カラーは2脚ともウォルナットです。結局二人ともこの感じが気に入って同じウォルナットを選んでしまいました。適度にしなる背もたれ・スタッキングして運べる軽いところやクロームメッキのスチール脚の感じとか全体的に気に入ってます。
一脚ずつ木目の出方も違いますが、どちらも素敵です。
9層の合板を圧着してこの独特の丸みを作っているそうです。背もたれのしなり具合がほんとに気持ちよくて快適。デスクワークでも全然腰痛になりません。
職場に似たようなデザインのスチール脚のIKEAの椅子が数脚置いてあるのですが、重いし、笑っちゃうぐらい座り心地が悪くてやっぱり値段なりだな~、セブンチェアすごい!といつも思わされています。
ダイニングテーブルは無印のもの。これもお気に入り。椅子1脚の値段のほうがダイニングテーブルより高いってどうよ?とちらっと思いますがこちらはこの先買い替え予定。子供が宿題したり工作したり、傷だらけ。今は使いやすいのでいいのです。
買ったときはたしか1脚5万円ぐらいだったと思うけど今はかなり値上がりしててびっくりなセブンチェア。
ソファに長く座っているとだんだんと腰が痛くなってきたりするけど、セブンチェアはPC作業などで長時間座っていても疲れない快適な椅子です。
コロナでわが家も例にもれず在宅勤務になっていますが、9時から5時まで座っても疲れないセブンチェアってすごい!と思います。
思えばこのセブンチェアを買ったあたりから、自分たちの好みや部屋のテイストも固まってきた気がします。「いいものを大事に長く使い続けたい」と思うきっかけになった家具かも。
きっとこの先引っ越ししてもおばあちゃんになっても座り続ける、座り続けたい一生ものの椅子。軽くて移動もさせやすいし。すでに思い出がいっぱい染み込んだ愛着ある椅子です。そう思うと安いよね、たぶん。
イームズのシェルチェア
かたやイームズといえばアメリカ製でミッドセンチュリーデザインの代表格。カリモクとかそっち系のテイストにもばっちりなじむ感じはちょっとポップで若者好みかも。
いろんな雑誌やカタログで見かけますね。赤やオレンジの椅子と言えばイームズのシェルチェアでしょう!アクセントカラーでインテリアで取り入れるのにもぴったりです。
セブンチェアと同じクロームメッキのスチール脚、曲線が美しい一体成型のデザインというところも同じで、どことなくテイストが似ていると思います。
ダイニングチェアは同じ椅子で揃えずバラバラでも面白いかなーと思って、セブンチェアと一緒に置いても違和感ないシェルチェアを子供用椅子に選んでみました。
イームズ サイドシェルチェア DSRで色は白とベージュの間ぐらいの色です。(今は廃版のカラー。)真っ白ほど汚れは目立ちません。
椅子の裏に製造年月日やハーマンミラー社とイームズのロゴが刻印されてます。
VANILLA-KAGUで購入しました。ハーマンミラー社の正規販売店で、もしもの時の5年保証もついているので安心してお買い物ができます。
この独特の脚、エッフェルレッグがかわいいし、どこから見てもサマになるフォルム。座面がプラスチック製なので、子供に使わせても食べこぼしなども染み込まないから安心。気負わず使える名作チェアなんです。
脚の底には無印の傷防止フェルトを貼り、定期的に貼替して子供がフローリングの上でもすいすい移動させられるように、フローリングに傷がつかないようにしています。

座り心地を比較
座面の高さはイームズのシェルチェアのほうが若干高め。シェルチェアのほうが座った時におしりが包み込まれる感覚があります。どちらも椅子も背もたれにもたれるとしなる感じがして心地よいです。
でも私はセブンチェアの座り心地のほうが好み。理由はイームズのシェルチェアだと床に若干足がつかないので。。。身長150㎝台なんですがシェルチェア、かかとが少し浮いちゃうんですよね…残念。足がちゃんと付かない椅子って落ち着きません。
夫と、もともと足がつかない子供たちはどちらも座り心地はいいといってます。
私はセブンチェアだと足が床に着くので長時間座ってても楽なのかなぁと思います。そもそも北欧やアメリカのチェアは海外の背の高い人に合わせてつくられているのか??靴文化仕様なのか?
お店でシェルチェアに座ってみた時は座り心地よかったのにおかしいなぁ…と思い出してはっとしましたが、その時はヒールの靴を履いてたので足がつかないことに気が付かなかったのでした。
椅子やソファを買う時は靴を脱いで座り心地を確かめることをおすすめします。実際家と同じ状況で試してみるのが一番かも。
外でイームズのシェルチェアに座るたび、「靴履いてたらちょうどなのにな~」と毎回ちょっと悔しい気分に。女性でも165㎝ぐらいあればしっかり足がついて椅子本来の座り心地が感じられるのでは?
お手入れ方法を比較
基本的にセブンチェアもシェルチェアも座面の汚れはマイクロファイバーぞうきんで拭くくらい。以前の椅子はいつの間にか座面が汚れてDIYで張り替えたりしていたので座面が布張りじゃないって椅子本体が汚れなくて楽~、と思う日々。
特に子供に座面布張りの椅子は危険。なぜそこで手を拭く?っていうくらい椅子の横で手をふいてサイドが汚れまくっていたので…
その点セブンチェアもイームズのシェルチェアもチェアパットやクッションカバーは別だから洗えるし椅子が清潔に使えてうれしい。このあたりも長く使えるポイントかと。布やレザー貼り座面の椅子は長く使っていくためには座面の貼替やメンテナンスが結構大変なんですよね。
シェルチェアは白なので宿題してて鉛筆が付くのか黒っぽい汚れが目立ちますが、それもアルコールスプレーで拭けばすぐ取れます。
ほっておくと汚れるのはクロームメッキのスチール脚部分。気づいたときにはツヤがなくなって曇りがちなので、これもマイクロファイバークロスでごしごし水拭きしたらわりとキレイになりました。
スチールの脚部分のお手入れさえ気を付ければきれいに長く使えます。
セブンチェアは脚もストレートで拭きやすく、イームズのシェルチェアの脚は複雑な形をしているのでやや拭きにくいかも。
脚の底の部分もシェルチェアは接地面が広いのでホコリを吸着しやすく、掃除機をかける前に周りにくっついたホコリをいつも手で取っているのでそれがちょっと面倒ではあります。
全体的にお手入れはセブンチェアのほうが楽な印象です。私はセブンチェアのほうが座り心地も見た目も気に入ってます。
シェルチェアにするなら木製脚のDSWタイプにしてもいいかもしれませんね。(正規品は6万超えとお高めです…)
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