ふだんはチルウィッチもどきなビニール製のランチョンマットを使っているのですが、たとえば熱々のグラタンやお鍋なんかを食べるとき、熱いものをおいても大丈夫なアタのランチョンマットを思い出したように出して使っています。
昔バリ島に旅行した時に買い集めたものですが今も大活躍です。
そして夏はアタなどの天然素材にすると食卓が涼しく見えるので重宝しています。
熱いものをそのまま置いても大丈夫だし、めちゃめちゃタフなランチョンマットなんです。よく考えてみると買ったのはもう15年以上前。お手入れをていねいにやっていたわけでもないのに今でも普通に使えるっていうのがすごい~。
水洗いはあまりよくないのかなーと思いつつも、わが家ではときどき汚れがひどいときはフツーにジャブジャブ水洗いして干してます。水洗いすると茶色い水が出るけど、それでもマットの色褪せをほとんど感じることもなく現役です。他のアタ製品とほとんど色も違わないです。
ランチョンマットだけでなくペン立て(箸入れになっている)やティッシュボックスなどもさりげなくいろんな場所でで活躍してくれています。
100年使えると言われるアタってどんな素材?
バリ島では大切に使えば100年使える、といわれているアタ製品。アジアン雑貨店や無印良品などでもあのみっちりと編まれた濃い茶色のカゴやマット、みかけますよね。
アタはインドネシアに自生しているシダ科の植物。茎を乾燥させたものを裂いて細かくしたものを手編みし、カゴなどを作っています。
数日間の乾燥⇒スモーク(この作業であの独特の飴色に)の工程を経て、約2週間かけて出来上がっているそうです。
子どものころ自分で籐のカゴを編んだことがあるけれど、それとは比べ物にならない目の細かさ&作業工程の丁寧さ。この丁寧な仕事がアタ製品が丈夫でしっかりしている理由なんですねー。
お手入れ方法は?
ランチョンマットだと、細かい目の間に食べ物や水分が詰まることもあると思いますが、基本は固く絞ったふきんで拭くとよいそうです。
わが家でも最初はそうしてましたが、買ってずいぶん時間が経って、子供も使い始めたころから「えいっ!」とジャブジャブ水洗いして目に詰まったゴミは古い歯ブラシでかき出して、洗って外干し…というのをたまにやってしまっています。
それでも変形などもなく見た目もきれいなままで、ほんと丈夫です(笑)。
その昔バリ島に旅行した際にウブドゥの市場やお店で買ったものが大半。バリのレストランやホテルでは必ずと言っていいほどアタの製品が多用されてて素敵なんですよね。
ランチョンマットは一枚500円しなかったような。4枚買っておいてよかったです。ティッシュボックスもたぶん1,000円ぐらいだった気が。
何度もバリに行ってたので毎回コースターや小さなカゴやバッグなどいろいろ買って帰ったような気がするけれど、今見当たらないものもあります。。。
たぶん断捨離とかいって引っ越しの時に捨ててしまった気がするな~。今思えば置いておけばよかったです…。
アジアン雑貨だけど他のインテリアとも合わせやすい
ランチョンマット以外にも、ティッシュボックス・トレー・小物入れは現役活躍中でした。思えば他のカゴ製品は何年か使ううちにほどけたり形が変わっちゃったりして捨てている気がするけれど、アタはそんなことがないんですよね。
やっぱり耐久性がすごく高いんだなと思います。
存在がさりげなさすぎてバリで買ってきたアタということをすっかり忘れてたお皿。キッチンでフルーツやパン置き場になっています。
小物入れやカトラリースタンド(ペン立てかも)。どれも使いやすいです。こうやって一か所に集結させると、アジアンな雰囲気になりますがふだん家の中に点在しているとそれほどアジア、リゾート感も強くなくてさりげなーくインテリアに馴染んでいる気がします。
日本で買うと結構なお値段するアタ製品。
現地で買う価格の3倍ぐらいの感じ?でも他のカゴ製品より格段に長持ちするのでその価値はアリですよー。インドネシアに行くならぜひお土産に買ってみてください。
無印のケタックランチョンマットも見た目などほぼ同じ
無印良品で売っているランチョンマットも同じくインドネシアのもの。こちらはロンボク島のケタックという製品らしいですが、ロンボク島はバリ島のお隣の島。同じような種類の植物を同じような製法で作られているのできっと長持ちすると思います。(一枚1,500円で売ってました。)
無印のお店で手に取ったら匂いも同じ!スモークしているので最初は独特の燻製のような香りがします。別に嫌じゃないけどその匂いも何年か使ううちに全然しなくなりますよ。
旅先で買ったものを家で普段使いにするのって楽しい記憶や思い出がふとよみがえってくるしやっぱりいいなぁ、と思います。これからは100年使えるって聞いたことだしもっと大事に使っていこうと思います。