この春、羽毛布団を使用16年目にしてようやく買い替えました。
羽毛布団って使おうと思えばいつまででも使えちゃいませんか?買い替え時がわからず、丸洗いに出してもう一年使おうってなったり。
しかしながら去年ぐらいからボリュームがなくなってきたかな、とうすうす感じていて天日干ししてもふっくら感が戻らなくなり。
以前に2度ほどクリーニングや丸洗いに出してふんわり感や清潔感は取り戻していた気がする羽毛布団。購入時はふたつセットでたしか7万円ぐらいだったような。近所の布団屋さんで購入した西川の羽毛布団です。
今じゃ掛布団カバーの中でもなんだか少し泳いでいるような薄さ…前はこんなんじゃなかったよね?特に襟元がボリュームダウンしてあったかさが減っていた気がしました。布団をモミモミっとしていても羽毛のふんわり感が感じられないし、普段着ているダウンジャケットのほうがまだ感触がよく。
打ち直し(リフォーム?)なども考えましたが、もともと3万円ちょっとの羽毛布団にこれ以上お金をかけるよりも新品を買うほうがよいかな、これは寿命なのかなーと思って思い切って買い替えることにしました。
羽毛布団の寿命は10年から15年とのこと。
そもそも羽毛布団の寿命ってどれくらいなんでしょうか。一般的に羽毛布団の寿命は10年~15年と言われているようです。越しちゃってます(^^;やはり買い替え時だったんですね。
クリーニングにも丸洗いにも出したしまだ使えるし…となかなか買い替えに踏ん切りがつかなかった羽毛布団ですが、さすがにこの冬、就寝時に寒くてスースーした感じを夫婦ともに実感してしまい買い換えました。
買い替え時のサイン
私が、もう寿命かな…と思ったのは以下のようなサインから。
- 羽毛布団のボリュームがなくなる(特に襟元)
- なんだか布団が重いように感じる(ふんわり感が減った)
- 布団をかけていてもスースーとなんだか寒い
漠然とした感覚なんですが、羽毛布団の見た目も以前のような縫い目ごとに山になってふわふわした感じとかパーン、と生地が張った感じがなくなったというか…。
それ以外にも外側の生地(布地)が破れたり、羽毛が飛び出してくる等の不具合があれば買い替え時といわれるようです。
さむーい冬にあったかーいお布団にくるまれて眠るのは何よりもシアワセを感じるひと時(のはず)。が布団がスースーすると心地よさが減りますよね。
羽毛布団の選び方
新しい羽毛布団も今後長く使っていくことになるだろうと16年もお世話になった同じメーカー(西川)の羽毛布団を購入しました。西川のダウン、ダウンといえば布団だけじゃなくてアパレルのほうでもここ数年愛用してます。
そんなに寒い地域ではないのでDP(ダウンパワー)390以上(かさ高160mm)クラスにしました。寒い地域にお住まいであれば400以上がおすすめかもしれません。
DP(ダウンパワー)って?
今回布団選びをするまで聞いたことがなかったダウンパワーというワード。
羽毛布団の中の羽毛のふくらみを数値化したもので、羽毛布団の品質を現す表示です。以前は「かさ高」という表示でしたが2012年からかさ高からダウンパワーに評価基準が変更になっています。
- 350dp・かさ高130mm~(廉価品)
- 380dp・かさ高160mm(中級品)~
- 410dp・かさ高170mm(高級品)~
- 430dp・かさ高180mm(最高級)~
羽毛布団は安いものであれば1万円台から購入できますが、安いものはDP(ダウンパワー)の値が低いものがほとんど。430dpクラスのメーカーものの国産羽毛布団を購入しようと思うとシングルサイズで5万円以上したのでちょっとわが家には予算オーバー。
羽毛の産地はどこがよい?
素人目には羽毛布団なんてどれも同じに見えてしまいますよね。今回も布団やさんや問屋などの店舗に買いにいってもよかったのですが、持ち帰りの手間と見に行ったところで値段と見た目でどう決めてよいものやら…ということでネットショップで比較検討しポチっと購入しました。
でもネットで購入するのには羽毛布団はわりと高いお買い物。羽毛の産地偽装なんてされてしまっても全くわからないし、ここは信頼できる専門メーカーのモノが安心だなと西川の羽毛布団に至ったわけです。
私の買う前のざざっとした素人リサーチでは、羽毛の品質は
- 暖かい地域で採れるものより寒い地域のもののほうがよい
- ダック(アヒル)よりグース(ガチョウ)のほうが品質がよい(グースは大きいダウンが取れやすく原毛の価格も高額)
- ポーランド・ハンガリーのダウンは高品質のものが多い
ということ。調べれば調べるほど難しい羽毛布団の世界。私はほどよく暖かくて高品質な羽毛布団が欲しいだけなんだけどなぁ…と思いつつリサーチ。イギリス産やフランス産のダックの羽毛布団はお値段安めのものが多いです。ダウンの比率やマザーグースかどうか、dpが高いかなどの要素により羽毛布団の価格は決定しているようです。
結局購入したのはこちらの西川リビングの羽毛布団を二組です。
ハンガリー産ダウンで布団自体は国産というのと、ほどよい価格が決め手(抽象的…)。
新旧羽毛布団比べ
15年使用した羽毛布団と新品の羽毛布団、比べてみると違いが一目瞭然です!
新しいほうが左です。布団カバーに入れていることを考慮してもかなりかさが違います。いつのまにかボリュームがダウンしていたかわいそうな羽毛布団…。15年もお疲れさまでした。
新しい羽毛布団はそれはそれは快適。
襟元スースー感もなくダウン特有のニオイもなく、軽くてふんわりあたたかいです。古いほうは夫の赴任先へ送ってたまに泊まるときに使用しようかと思います。
まとめ
今回羽毛布団を買い替えてみて、他の買い物よりも選ぶのがむずかしいなぁ、と思った羽毛布団。敷布団やマットレスであれば好みの寝心地というものが選択基準にもなりますが、羽毛布団ってデザインの違いとかほぼないものだし、中身のダウンは実際には見られないし産地がどこって言われても確認のしようがないからメーカーを信じるしかありませんよね。
dp(ダウンパワー)や産地・信頼できるメーカーが作っているか、値段、ぐらいしか消費者の選択余地はないんじゃないかなと思いました。
無印良品も羽毛布団を売っているけれど、フランス産ダック(グースではない)でかさは150mmとそんなに品質がよいものではなさそうです。それで3万円するのでそれだったら布団メーカーで買うほうがよいかなぁと思います。
羽毛布団は布団といえば西川、という感じはあるので西川グループで購入してよかったなと思います。
西川の羽毛布団の冊子や補修用のあて布もついていて安心のお買い物でした。