私のNHK放送番組モニター体験談。採用のコツやメリットデメリットは?

番組モニター

テレビ番組で一般人の視聴モニター募集、というお知らせを目にしたことはありませんか?

私は何気なく見ていたNHKのお知らせで番組モニターのことを知りました。

応募してみたところ運良くモニターとして採用され、半年間ほどNHKの放送番組モニターをしていました。

その後、別の放送モニターにも採用されトータルで2年ほどTV番組の視聴者モニターを経験。

ここではNHKのテレビモニターに採用されるコツ?やモニターをしてみてのメリットデメリットについてお話したいと思います。

NHKの放送番組モニターって何をするの?

モニターの内容は、1か月に12本以上の指定されたNHKの番組を視聴して意見・感想を報告するというもの。

自分の担当番組が月に8本程度決められており、残りは好きに番組を選んで視聴し、意見感想レポートを指定のフォームで送ります。

報酬について

レポートは12本以上送ってもいいですが、謝礼は定額で月に15,000円(番組1本あたり1,250円)と決まっており、レポートの本数が12本に満たない場合はその分減額されるようです。

同じNHKでも、BSモニターの場合はひと月に10本視聴で15,000円と少しお得。その分長い番組(2時間番組のような)が多いような気がします。

謝礼は口座振込で翌月の25日支払いでした。

 

応募資格は?

○受信契約をしている方、または、その同居家族
○18歳以上で、NHKの総合テレビ、Eテレ、ラジオを視聴でき、放送の翌々日までにインターネットでリポートを送れる方
○お住まいの都道府県の番組(ローカル放送)を視聴できる方
○過去にNHKのモニター経験のある方、現在モニターをしている方でも委嘱期間が重ならなければ応募可能。

応募方法は?

【応募方法】
インターネットで申し込み
「NHKネットクラブ プレミアム会員」ヘの登録(無料)が必要です。
○応募は、NHKのホームページで受け付けます。

現在2020年度のBSモニターが募集中です。

募集期間:6月17日(水)10時~7月9日(木)17時(予定)

 

 

モニターになるためにはどうすればいい?

放送番組モニターになるために、まずはモニター募集期間中に指定のテレビ番組を見て、意見・感想を入力フォームに沿って入力・応募します。

応募は期間中1人1回限り。

NHKの場合は毎年秋から冬にかけて募集があり(10月頃から11月中旬頃まで)2019年度の応募も始まっています。

(応募期間は2018年10月10日(水) ~ 2018年11月15日(木)17時まで)

モニターの任期は半年間です。(BSは1年間)

  • 前期 4月1日から9月30日
  • 後期 10月1日から3月31日

前期・後期それぞれ半年間のモニターを全国で700人程度ずつ採用しています。年間で1400人。(前期の担当になるか後期になるかはNHK側が振分け)

各都道府県ごとに10名~50名ずつのモニターが採用され都市部と地方では人数が違いそうです。(関西エリアでの採用は大阪府は前期後期50名ずつ、京都府や兵庫県は15名ずつ。)

私が応募した際は、都道府県のNHKの放送局ごとに指定された番組を見て、600字程度の感想(意見)を送るというものでした。すべてネット上のサイトのフォームからの応募でした。応募時の文章や地域・年齢・性別などを考慮して選ばれるそうです。

倍率はどれぐらいなのかな…。まぁまぁ狭き門なのではないでしょうか。その後のNHKのモニター説明会時の雑談の感じでは20倍以上の応募はありそうでした。

 

モニター採用されるコツは?

応募地域のローカル番組を選ぶとよいかも?!

応募時の600字程度の意見感想文で採用・不採用が決まるわけですが、NHKの場合まずは応募する都道府県のローカルの番組の意見文を送るのが一番だと思います。

採用側としては当然、自局で制作している番組の感想や意見が聞きたいのでしょうから、地方局の場合はその地方局制作の番組を見て意見や感想を書きましょう。

誰もが知っている大河ドラマや連続テレビ小説・クローズアップ現代・NHKスペシャルなどの人気番組はSNSやネットが発達した今、何もしなくても制作側まで視聴者の声が届きやすいというのもあるので、ニッチな番組で自分の感想が書きやすいテーマのものを選ぶとよいのでは。

住んでいる地域ごとに応募番組は指定されているので、その中から自分の好きな分野やよく見ている番組を選べばよいのではないでしょうか。

感想ではなく意見を書く

感想・意見文というと番組を見て、ついつい子供の読書感想文のようにあらすじや要約を書いてしまいがちですが(実際多いらしいです。)制作側にとってはもちろん不要な情報なので、きちんと自分の意見を書くのがコツ!

ただ、番組を褒めちぎるのではなく「もっとこうしたほうがよいのでは?」「こういう点がよかった悪かった」「もっとこういう情報が知りたい」などという、番組をより良くするための建設的な意見や前向きな提言が求められているのではいます。

苦言を呈する場合でも、モノは言いようでただの悪口にならないように気をつけましょう。制作側がその意見を受け取ってどう思うか、改善のため役に立つ意見になっているかどうか客観視することは重要かなと思います。

また、300字から600字程度と字数も決まっていますが、私は毎回応募文は上限ギリギリぐらいの字数になるようにして送っていました。番組をメモを取りながら見て1000字ぐらいの文章をまずは書いて、要らないところを削っていく感じでまとめ、推敲して応募していました。

実際のモニターレポートでは、原則放送の翌々日までにレポート提出なので、そこまで文章を寝かしている時間はありませんが、自分で書いた文章を何度か見直して推敲することは、応募時には重要だと思います。

 

NHKの番組モニターに向いている人は?

地域や年齢、性別などの属性をもとに選ばれる番組モニター。NHKに限らずTV番組の視聴者は主婦や高齢者が多いと思うので、リタイアした団塊の世代あたりの人にとっては狭き門なのかも。説明会など参加すると、シニアの男性の姿が一番目立っていましたね。

逆に子育てに忙しい20代~30代の専業主婦や大学生など若者は競争率が低そうです。働き盛りの男性の番組モニターってのも物理的に少なそうなので狙い目かも。(でも3日に一本のレポートをこなしていくのは大変かも。)

基本的に時間に余裕のある人がやるオシゴト、な感じのテレビモニターだと思います。

私はパート主婦なので休みの日や空いているひとり時間にモニターレポートが書けましたが、それでも年末年始や春休み・夏休みなどの期間は子供の用事や旅行などで不在時も多く、番組視聴してレポートを書くのが苦痛に感じることもありました。

NHKは別で若者の番組モニターも募集していますし、若者の生の声は特に知りたいのかも。学生なら一度やってみるのもおすすめです。転勤族の奥さんでなかなか外で働けない…っていう人にもおすすめだと思います。

NHKの番組モニター採用時の説明会や座談会(薄謝あり)もありますが、平日の日中であることが多いです。仕事で休めない場合等は事前に連絡すれば出席しなくても大丈夫でした。

時間に余裕がありなおかつ文章を書くのが好きな人」「ブログを書いている人」などはとてもモニターに向いていると思います。

 

NHKモニターをやってみてよかったコト

テレビモニターをやってみて、NHKってこんなにたくさんの番組があるんだなぁというのが率直な感想。初めて見たローカル番組も多かったのですが、どれも丁寧に作られていてやはり民放に比べると予算が潤沢にあるんだなーという感じがします。

モニターにならなければ見ることがなかったであろう番組もじっくり見ると面白いものも多く、ニュースなどの報道の仕方もさすが公共放送局、という感じがしました。

実際、自分が書いたモニターレポートの意見が反映されたのかな?と思った番組もありましたし、そういう時はやっぱりうれしい気持ちになりますね。

レポートは重いテーマの番組や自分の全く興味のない番組が担当になった時は書くのがとっても難しかったり、逆に趣味の分野だったりするとスラスラかけたり、といろいろでした。

だいたい2度ぐらい見てからレポートを送ることが多かったかな?録画してもう一度見直しながらパソコンで入力することが多かったです。そう思うとけっこう手間なお仕事かも。。。

TVってただ見ているだけだと受け身だけれど、感想や意見を述べること(アウトプットすること)によって情報が自分の中に定着するんだなーと改めて感じました。

 

 

私がモニターをやってみて感じたメリットをまとめると以下のような感じに。

  • 承認欲求が満たされる
  • 自分の意見をアウトプットする訓練になる(脳の活性化)
  • 新しい番組や知らなかった意外な情報に触れられ楽しい
  • ちょっとしたおこづかい稼ぎになる

家でコツコツと番組を視聴してレポートを送る、という作業は文章を書いたり意見を言いたがりの私にとってはよい気分転換にもなり、通常の外で働く仕事と違い対人ストレスがなくてマイペースで進められる点がよかったです。

テレビ番組ってただ見ているだけなのと、さあ!後でレポート送信が待ってる、と思って見るのと全然違うんですよね。受け身なのが双方向性に変わるというか。

こういった意見文も書けば書くほど慣れてくるので、TVモニターを複数掛け持ちしてたり、何度も再選している人がいるのもうなずけます。

とはいえ、時間と気持ちに余裕がないとNHKの番組モニターを続けていくのはなかなか難しいので、やっぱり向いてないかな、という人は任期や視聴本数の短い民放のTV番組モニター外食モニターなどをやってみるのもいいかも。

外食モニターはアクティブな人にもおすすめのモニター。外食する以外にもコンビニなどで買い物してアンケートに答えるだけといった簡単なモニターもあるので忙しい人でも使いやすいですよ。

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