駅からの距離で住み心地はどう変わる?駅前・駅近・徒歩15分のマンション

リフォーム

数年前に同じ最寄り駅の徒歩15~17分の賃貸住宅から駅徒歩5分の中古マンションに引っ越したわが家。

たった10分の差ですがこれが日々の生活の便利さ、快適度が大きく違いました。

ファミリーで暮らす場合の駅近マンションと徒歩15分のマンションの違いや駅に近いことのメリットデメリットについて感じたことをまとめました。

 

徒歩5分、駅近マンションのよさとは?

通勤がラク・歩く距離が増えてかえって健康に

以前は駅まで徒歩15分はあったので、通勤も雨の日はバスに乗り、晴れの日も自転車で行って駅前の駐輪場に停めて…と、時短のためにお金を払っていました。

今では駅までは徒歩で行き、通勤や買い物の時は自転車はあまり使っていません。逆に自転車を駐輪場から出して、停めて…とする時間がもったいない感じ。

近所の人も通勤時は歩いている人が多いです。近すぎて自転車に乗る必要がなくなったかも。近隣に郵便局やスーパーも集まっているので徒歩のほうが効率よく回れますし、歩くのが全然苦じゃなくなりました。家が駅に近くなってかえって歩く距離が増えて健康的な生活に。

 

周辺に商業施設も多く便利

駅周辺には商業施設や飲食店があり、食料品の買い物をするスーパーなども集まっているもの。コンビニも駅前にはだいたいありますよね。

以前の家では子供が生まれてからは買い物に行くにも雨の日に子連れで徒歩だと荷物が多いし、ベビーカーも面倒で(雨除けカバーを子供が嫌がったり)、雨の日はなんとなく心理的に出かけるのを控えたり不便な部分がありました。

結果フットワークが軽くなる

駅近に引っ越してからは雨でも気軽に出かけられます。子供と一緒に傘をさしてゆっくり歩いても10分程度と歩くのが苦にならない時間なのでだいぶフットワークが軽くなったかも。

ちょっと時間のある時に子連れで実家に電車で帰省する回数が増えたし、平日も子供たちと私の3人で電車でのお出かけが増えました。助っ人のばあばも一人でも来やすいし、友達も呼びやすくなったかも。

車の運転ができない私は駅近に住んで生活がすごく便利になりました。

 

駅から少し離れるだけで閑静な地域も

駅徒歩5分、というと駅前のマンションのほうがいいんじゃ?と思いがちですが、駅前よりもメリットは多いかも。特にファミリー世帯で住むなら駅前より駅近程度の場所をおすすめします。

駅前より静かで住宅専用の地域なので落ち着いた街並みです。周りに賑やかで便利な施設は多いけど、家のすぐ近くにはない…というような感じでしょうか。それが駅前との違いかもしれません。

 

駅前マンションはどうか

駅前マンションの利点

駅前マンションの良さはその利便性。駅直結だったり、雨の日もぬれずに駅まで行けたり通勤・通学のアクセスの点では最高。分譲マンションの場合は高く売却できたり、賃貸の借り手がつきやすいといった面もあります。その分、分譲価格は高め。

用途地域に注意

駅前のマンションもいいなと思うけれど、私の住んでいる駅は急行も止まるわりと大きな駅。なのでやっぱり駅前は夜中までやっている施設も多く繁華街もあり、騒音もそれなりです。駅前マンションは電車の線路が見えたり、電車の音も聞こえるし、住民以外の人も出入りするので防犯や治安もちょっと心配。

マンションが建っている場所の土地の用途地域の区分も「商業地域」や「近隣商業地域」だったりして、マンション周辺にパチンコ屋や店舗・ホテルなど様々な建物がある点も△。商業地域は基本的に住環境が重視されることのない地域で日照を保護する規定などもないため、便利だけれど決して環境がよいとはいえないかも。

この土地の用途地域は住む前に必ず確認するべき。各自治体の用途地域図とか都市計画図を調べるといいですよ。

ちなみに都市計画法により定められた用途地域は全部で12種類あり、そのうち4階建て以上のマンションが建てられる用途地域は

  • 第一種中高層住居専用地域
  • 第二種中高層住居専用地域
  • 準住居地域
  • 近隣商業地域
  • 商業地域
  • 準工業地域
  • 工業地域
  • 工業専用地域

となっています。住居専用地域だとまず安心ですね。

駅から離れるにつれて、近隣商業地域から住居専用の地域になっていくことが多いです。住居専用地域だと周辺にホテル・旅館・遊戯施設・風俗施設などの施設ができることがないので安心です。

 

駅から遠い(徒歩15分以上)のマンションは?

通勤以外ではさほど不便はないが…

電車通勤する場合のメリットはないものの、バスの便が良かったり、便利な施設が近くにあればさほど不便はないかも。

たとえ駅が遠くても子供の学校保育園幼稚園習い事病院やスーパーなどが近くにあれば日常生活にそう不便は感じないと思います。周りも住宅街で幹線道路から遠ければ夜も静かで、車通りも少ないです。

私が住んでいた駅徒歩15分の場所も、子供が生まれるまでは通勤がちょっと面倒だなと思っていたぐらいで特に不便は感じませんでしたが、子供が生まれてからの数年は連れて電車で出かけるのがおっくうに。

大人の足で15分で行けるところでも子供と一緒だと30分ぐらいかかったりします。バスに乗るのもベビーカーをたたんで荷物を持ったり一苦労。車の運転ができないと駅から遠い住宅はきついです。

一度駅近マンションに引っ越すと戻れない

駅徒歩15分でもさほど不便は感じずに暮らしていましたが、駅近マンションに引っ越してからは日々の生活の利便性を実感。

通勤も買い物も歩いてすぐだし、子供の学校・塾や習い事・カフェや飲食店・パン屋さんなどすべて近くに揃っていて、天気に影響されることもないし、一度駅近に住んでしまうともう遠いところは住めなくなる…とよく聞くけれどその気持ち、よーくわかります。

 

購入金額が安くても、売れるか貸せるかが問題

駅から遠いマンションは同じ間取りでも駅前や駅近マンションより販売価格も安めですが、駅から遠いマンションは分譲貸しではあまり人気がありません。ファミリータイプのマンションで学区がすごくよい、とか他のメリットがあれば別ですが、なかなか借り手がつかなかったり駅前マンションより賃貸価格も安いです。

売却時でも同様で、一般的に売るときの値下がりは駅に近いほど小さい、と言われています。駅から遠いマンションは資産価値の面では圧倒的に不利です。

人口減で将来的にゴーストマンションになったりしても困りますね。

まとめ

駅徒歩15分と徒歩5分では生活の利便性が全然違うといっても過言ではなかったです。

資産価値の面からも利便性の面からも都会でマンション住まいするなら駅近を選ぶことが最低限のリスクヘッジで必須条件だと思います。

結局は普段利用する施設がどれだけ周りに揃っているかだと思うんですが、この便利さは一度体験するともう手離せません。きっと次に住み替えする時も、駅近でというのはわが家の家探しの最優先項目になることは間違いないです。

 

 

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